久世福商店と生活クラブのだしパックレビューおいしいのは?

生活クラブのレビュー

我が家は生活クラブのだしパックを愛用しています。

煮出す時間が5分ほどかかるけど、市販の顆粒だしよりおいしいだしがとれるし気に入って使っていたんですが、聞くところによると巷では、久世福商店というところのだしパックが人気だとか。

「これを使うと料亭並みの料理が作れた」

「簡単でおいしくて、もうほかのだしが使えない」

なんて口コミもあるくらい。

そこまでいわれてるだしパック、気にならないわけがない。

ということで早速私も久世福商店の「風味豊かな万能だし」を買って、生活クラブのだしパックと比較検証してみることにしました。

久世福商店のだしパックとは?

”うまいものセレクトショップ”として大人気の久世福商店。

扱っているのは和食系のものが多く、だしパックにもたくさんの種類があります。

  • 風味豊かな万能だし
  • 万能野菜だし
  • 関西風かつお&こんぶ
  • 関東風4種のかつお節ブレンド
  • 旨味豊かな昆布だし
  • 贅沢の極み
  • 瀬戸内四国風いりこ&かつお
  • 九州風かつおとあご煮干し

土地柄に応じた風味のだしなんて、さすがうまいものセレクトショップ。

確かに、生まれ育った地域のだし、なつかしくておいしく感じるってありますよね。

これだけたくさんの種類のだしがある中で、一番人気なのが「風味豊かな万能だし」なんだそうです。

万人においしいといわれるだし、期待が高まります。

2つのだしパックを比較検証

これが、我が家で使ってる生活クラブのパックだしと、久世福商店の「風味豊かな万能だし」。

生活クラブの方は、もう残り1パックになってます。

検証次第では久世福商店の方に乗り換えるかも?!

では早速、比較検証をはじめましょう。

パックの中身を比べる

まずは気になる中身を比べてみます。

商品名 久世福商店
「風味豊かな万能だし」
生活クラブ
「素材そのままパックだし」
中身
  • かつお節
  • かつお削り節
  • さば節
  • いわし煮干
  • こんぶ
  • 焼あご
  • デキストリン
  • 食塩
  • 砂糖
  • 酵母エキス
  • 発酵調味料
  • 粉末醤油
  • 加工でん粉
  • にぼし
  • かつおのふし
  • こんぶ
  • しいたけ
1パックの重さ 8g 8g
1パックあたりで作れる量 400cc 600cc
見た目 かなり細かい粉末状 荒い粒状
通常価格(1パックあたり) 30包入り2,268円(76円) 15包入り539円(36円)

お値段は倍以上ちがうし、いろんな部分でかなり違いがありますね。

特に具材に関しては、久世福商店の方は思ったよりたくさん入ってるし、塩、砂糖に粉末醤油、発酵調味料まで入ってるのは驚きです。

それに比べて生活クラブの具材は、いたってシンプル。

でも家庭で煮干しやかつお節でだしを取るときって調味料は使わないので、当たり前といえば当たり前。

パックの中身、分かりづらいですが久世福商店の方は粉といっていいくらい、細かいです。

一方生活クラブの方は、しっかりとしたつぶ状。

どちらも同じ8gですが、持った感じは生活クラブのほうがパックも大きいし重く感じます。

5分煮出してみる

<久世福商店>

<生活クラブ>

実際に煮出してみます。

どちらもパッケージに書いてあるとおりの基本の分量と時間で煮出しました。

ちなみにどちらも煮出し時間は5分です。

<久世福商店>

<生活クラブ>

5分後の様子がこちら。

生活クラブのほうが、ちょっと濁ってるような感じ。

グラスに少しづつ入れてみました。

やはり久世福商店の方はクリアできれいな薄い琥珀色で、生活クラブの方はちょっと濁った感じのかなり薄い琥珀色。

気になる味のちがい

味見の前に、まず両方の匂いをかいでみました。

久世福商店の方は「かつお」の匂いがしっかり感じられましたが、生活クラブの方は「煮干し」の匂いがふんわりする程度。

では、いよいよ味見です。

まずは久世福商店の方から一口。

これは、もう直感的においしい。

一口飲むだけでしっかりとしただしの味を感じられて、かつおの風味もすごい。

続いて生活クラブの方を飲んでみます。

こちらはやはりふんわりとしたやさしい煮干だしの味で、なんとなく物足りないかな、という印象。

この段階では久世福商店の方がおいしい気がする。

でも正直良くわからないなぁ・・・なんて思いつつもう一度久世福商店のだしを飲んでみた私。

すると不思議なことに、鼻から抜けるときの醤油感を強く感じたんです。

かつおと同じくらいの醤油の存在感!

そしてその後にまた生活クラブのだしを飲むと、すごく薄味なのにバランスがいいし、なんか口の中にやさしさとおいしさの波がじんわりと押し寄せてくる。

その後も何度か交互に飲み比べたんですが、飲めば飲むほど久世福商店の醤油感が鼻につき始め、生活クラブのだしの方がおいしいと感じるようになったのです。

<久世福商店>

<生活クラブ>

参考までにこちらが、使用後のパックの中身です。

最初に思ったとおり久世福商店の方は粉末状で、生活クラブの方は粒状で、水分を吸ってその粒が大きくなってるのがわかります。

どちらも食べてみましたが、久世福商店の方は全く味がなくボソボソで、出がらし感満載でした。

だしを出し切った、って感じね。

ところが生活クラブの方は、まだまだおいしい。

しっかり噛みごたえがあって、噛めば噛むほど煮干と昆布の味がして、ちょうどお腹が空いてたこともあって、なんなら一袋全部でも食べられるくらいおいしかった。

もし私が料理好きでマメなタイプなら、これを佃煮やふりかけにアレンジしよう、なんて思いつくのかもしれませんが、あいにくそこまでマメじゃない私でした、ごめんなさい。

それにしても、いつものようにお味噌を作っても、久世福商店のだしを使うとなんだか濃くてしょっぱい味になるなぁと密かに思ってはいたんです。

味噌入れすぎたかなって思ってました。

原材料に食塩や醤油が入ってるから当然なんですね。

買うときに原材料はチェックしてたので、食塩や粉末醤油が入ってることは知ってはいたのですが、だしの段階でここまではっきりと違いがあるなんてびっくりしました。

まとめ

手軽にだしが取れて便利なだしパック。

今回は巷で大人気と噂の久世福商店の「風味豊かな万能だし」と、我が家が愛用している生活クラブの「素材そのままだしパック」を比較検証してみました。

結論からいうと、私は生活クラブの「素材そのままパックだし」の方が好きです。

お値段が安いのももちろんポイント高いですが、一番の理由は”味”です。

久世福商店の「風味豊かな万能だし」も確かにおいしくて、一口目に飲んだときのインパクトはすごかった。

ただ普通にお味噌汁作るとき、あえて醤油を足す文化は我が家にはないし、お味噌汁に醤油はいらないかなぁ、というのが私の結論。

必要最低限のものだけであんなにおいしいだしがとれるなら、もうそれで十分です。

実はこの検証のあと、近所のスーパーでいろんなだしパックの原材料をチェックしてみたんですが、食塩、粉末醤油、砂糖など、だし以外のものが入ってる商品が多くてびっくりしました。

考えようによっては、だしの段階でしっかりした味がついていればお味噌を使う量が節約できるし、お吸い物なら醤油ベースだし、あと煮物に使うときも味が決まりやすくていいのかもしれません。

要は使い方しだいってことなのかなぁ。

味がややこしくなりそうだけど。

ということで、せっかく買った久世福商店の「風味豊かな万能だし」、お吸い物や煮物のときに活躍してもらうことにしました。

それにしても最近は調味料だけでなく、だしパックにもいろんなものを付け足しちゃうんだな~。

やはり原材料のチェックは大切ですね。

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